
クッションマットは18mmの厚さがあり、非常に微細な発泡体です。
化学架橋特有の腰の強さがあり、柔らかい割りに沈み込みにくいスポンジ状のマットです。
通常は転倒時の衝撃を緩和する床の安全性を高めるためのマットですが、災害時には冷たいコンクリートやフローリングの上に敷くことで暖かで柔らかな感触を得ることが出来ます。
これは微細で厚い発泡体のため高い断熱性があり、肌と触れた箇所では熱が逃げにくいためです。
つまり、立っている時や歩行時の安全性、腰を下ろしたり寝ている時の暖かさと柔らかさを備えた快適性、そのどちらも兼ね備えているのです。
持ち運びは、床に広げて使う時は約1m角のブロック体故に重ねて効率良く運べたり、部屋の片隅に収納する時は重ねて置くことで簡単に行えます。
また、ジョイント式(パズル式)なので、切れ目なくつないでの使用ができます。
表面は熱処理を行って薄い皮膜のあるエンボス面と発泡部がそのまま残った非エンボス面があり、目的に応じてどちらかを選ぶことが出来ます。
具体的には、歩行用の床面は摩擦が小さくつまづきにくいエンボス面、座ったり、寝そべる床面には柔らかで暖かい感触の非エンボス面といった具合です。
色の種類は4色ありますが、微細な発泡のためパステル調の色合いで、広い面積の場合はラインや簡単な模様を作り出すことも出来ます。
また、床面に変化を与える交互に色違いの市松模様で敷く場合もよく見受けられます。
周縁部にはジョイントのための凹凸が出来てしまいますが、それが気になる場合はフチ材のご使用をお勧めします。
特に壁際などではごみやホコリがたまらないように密着させるためにも必要かと思います。

但し、クッションマットは防炎認定品ではありません。
火気の使用の可能性がある場合は、クッションマットの上に防炎認定のマットやカーペットなどを敷く必要があります。