このマンションは、高級なマンションで占有面積も広く、地下鉄駅の直ぐそばに立地しています。
多分、所得の多い方が入居なさっているのでしょうが、そのためか、小生が知るだけでも3件目となります。
前2件はショールームにお越しいただいた後にご注文を頂いたので覚えています。
(一回はお急ぎだったので当社のトラックでお届けしました。)
今回は、当社での施工をご希望でしたので予めお部屋を拝見し、内寸を測って割付図を作成してお見積もりを行いました。
必要な枚数は思った以上に多く、上面のタイルカーペットの敷き込みも考えれば、一日での仕上には4名の施工人員が必要になります。
施工場所は個人様宅なのでどうしても休日での施工となり、施工人員の確保の関係でお伺いした翌週末の施工となりました。
それでも、階下にお住まいの方とのトラブルが発生している最中ですから、トラブル解消のためにも出来るだけ早く施工日を決めたつもりです。
さて、今回の施工に付きましては、このブログの記事ために施工写真を数多く撮りましたので、これからご自分で施工なさる方のためにポイントとなる箇所を画像と共に説明いたします。
1.プレイルーム
最初はプレイルームの施工前の画像です。

電子ピアノが見えますが、演奏時にペダルを踏み込んだ時に発生する音を緩和するためにコンクリートの柱に近い位置に移動する必要があります。
また、重いためスポンジマットが沈みこみますので、沈み込み防止用に強力マット・21mmタイプを使う必要があります。更に、価格の高い強力マット・21mmタイプの使用量を節約のためピアノが床に当る箇所のみに位置を決めてスポンジマットと重ね切りをして半枚使いを試みました。(小さな薄いブルーの部分が半枚使いの強力マット・21mmタイプです。)

施工後の写真が下の画像です。

プレイルームの施工前の画像には出ていませんが、出入り口のある壁に物置部屋の出入り口があります。
この扉はプレイルーム用に開くようになっていますが、床面と扉の底は殆ど隙間がなくタイルカーペットを敷く余裕もない状態です。
防音対策としては、ドアの底を切って底を床から30mm程度上げた後にスポンジマットとタイルカーペットを敷きたかったのですが、当社の施工ではそこまで行うことは出来ません。
しかたなく、テーパ材でドアが開く状態で止めましたが、実はその辺りがフローリングが浮いているために一番きしむ箇所でした。
所有者の方には、「ここは是非施工をしたかったのですが、当社では内装の一部を切り取るようなことは出来ません。材料は残しておきますので後日ご自分で判断なさってください。防音のことをお考えでしたら施工なさることをお勧めします。」と申し上げる他はありませんでした。
一部のタイルカーペットの周縁が起きていますが、ピアノ設置部から割付を行い、更に、出来るだけスポンジマットの敷き込み面積を広く行うためにこのようなことになりました。見栄えよくタイルカーペットを敷くことは簡単ですが、防音効果を考えた結果です。勿論、後で施主様がドアを切ってスポンジマットをおつなぎになる前提です。

次回は、リビングと玄関について説明いたします。
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