そのためお礼のメールもよくいただきます。
その中で昨日頂いたメールは、お礼というよりも小生にとっては非常に嬉しくもあり、恥ずかしくなるメールでした。
最初にY様よりお問い合わせのメールを頂いたのは昨年の10月中旬です。
屋外用のロールカーテンをお作りになる計画で、そのために
ロールカーテンキットをお探しでした。
私としては一般の方だと思い、屋外用のロールスクリーンを当社のロールカーテンキットを使ってお作りになるのは無理だと思ってお断りしました。
メーカーにとって商品にご満足いただけないことほど辛いことはありません。
この場合、とても満足な出来上がりになるとは思えなかったのです。
その後、そのことを忘れていたのですが、昨日突然にメールを頂き、そのメールには画像も添付されていました。
不審に思って営業担当に聞いてみると、Y様がその後当社の営業とお話をなさって、「自己責任で屋外用のロールスクリーンを作るので是非ロールカーテンキットを作って送ってほしい。」と仰ったのでご希望のサイズに仕上げて送ってしまったとのことでした。
頂いたメールの画像は固定方法が分かりやすく撮影されたものです。
2ヶ月前に設置なさったようですから、逆算しますと昨年の11月頃より今年の5月にかけてお作りになったのでしょう。
途中で何度か作り直しもあったでしょうし、メールにお書きの創意工夫も多々あります。
努力と根気と創意工夫でお作りなったのです。
しかも、「・・・以上で完成したのですが、リソーネットのロールカーテンキットがあって初めて可能になりました。ありがとうございました。」との文章がメールの文面に含まれていました。
私は文章を読みながら恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。
Y様の予算を案じたとはいえ、当社では屋外用にステンレス製のバネや巻き取りパイプは出来るのです。
それを個人の方と思って、最初のメールで有無を言わずお断りしてしまったのです。
幅が2mを超えているので、パイプのたわみも大きかったことでしょうし、ばねも調整はしやすくても風圧を考えれば柔かすぎたことでしょう。
最初から、ステンレス製の巻き取りパイプ内にステンレス製のコイルバネを内蔵すれば結果的には、速く、簡単に丈夫な屋外用のロールスクリーンが出来たのです。
ロールカーテンキットはお客様がお気に入りの生地を使ってロールスクリーンを作ったり、電源を必要としない簡易な巻き取り機を作るための、謂わばDIY用品です。
私はそれをすっかり忘れていました。
今回、Y様より頂いたメールでロールカーテンキットを売り出したときの目的を思い出すことが出来ました。
Y様には本日早速お詫びのメールを送りました。
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