また、洗濯機やルームランナーなどの健康機器などの振動音に付きましても同じように苦情を受けているとのご相談も良くあります。
これらの防音に付きまして、発した音を吸音することは困難ですが、振動音に関しましてはそれなりの防音効果を発現する方法があります。
振動音が床に伝播しないように、振動音の音源の機器を空気中に浮かせた状態に近い環境でご使用になれば良いのです。
そのためには重量をより広い面積で受け止めて分散させて、その裏面の発泡体で分散された振動(衝撃)を吸収させる必要があります。
具体的には、
「比較的軽いAV機器などはスポンジマットに比べて腰のある(より強い反発力・弾性)クッションマットの使用」
「洗濯機やピアノのように脚やキャスターに大きな重量がかかる場合は、比較的硬い強力マットを広めに敷いて重量を広い面で受け止めて裏面のスポンジマット、またはクッションマットを使用」
といった具合に対応するわけです。
要は、重量の掛かり具合に対応して対処することになります。
以下により具体的な例を列記します。
「ドラムスなどの場合は楽器の他に演奏者の重量も考えて全体の面積を決めて、クッションマット+ロール状の腰のあるナイロンパイルの人工芝」といった方法があります。
このドラムスの振動防止は当社では個別対応を行っていません。
お困りの方は、福山楽器センター様のホームページへリンクしてください。
「洗濯機や冷蔵庫のように重くキャスター間の狭い場合は、全体に強力マットを敷いてその裏にクッションマットを敷いた、強力マット+クッションマットの2層」にする方法があります。
「グランドピアノなどのように重量があり脚の間隔が広い場合は、脚の下に20cm角程度に強力マットを切って敷き、その裏にクッションマットの2層」といった具合に行えばそれぞれの一枚を小さく切って有効に使えます。
以上の事例をご参考に振動音の抑制の一助になりましたら、幸いです。
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