チェーンを使った「チェーン方式」での巻上げタイプがないのは、ロールカーテンキットがご自分でロールスクリーン(ロールカーテン)をお作りなることを前提にしているからです。
スプリング方式の場合、サイドブラケットを巻き取りパイプをフレームから取り外した後に、巻き取りパイプを取り出してお好みの生地(スクリーン)を取り付けた後に元に戻して、巻き取りバネを調整すれば比較的簡単に出来上がります。
以下にポイントのいくつかを列記します。
●巻き取りパイプを外すことなく、サイドブラケットのスプリングモーター調整ネジを緩めて生地を取り付けた後にネジを回して巻取りを強める方法もあります。
●巻き取りパイプを外して生地を取り付ける場合は、外すときに左右に印をつけて元に戻すときに左右逆にならないようにしましょう。(左右逆にして逆巻きにすると内部のバネが破損してしまいます。)
●巻き取りパイプを外す前に、スプリングモーター調整ネジをゆるめておくと、外す際に強くバネが戻ることがなくバネの保護になります。
●生地の取り付けに際しては、生地がきっちりと長方形であること、四辺からほころびが出ないような生地であることが生地の条件です。
●巻き取りパイプには上辺が水平になるようにラインがあるので、それにきちんと合わせてください。
●生地の貼り合わせ用の粘着テープにはしわが出来ないように貼ってください。
●張り合わせた後に巻き取りパイプを回してまっすぐに巻けない場合は、生地を外して再度生地を取り付けてください。根気よくなされば必ずまっすぐに巻けるようになります。
●組み戻した後にスプリングモーター調整ネジを巻く時、ドライバーネジ用の凹みでなく、六角レンチ用の穴(中央の小さな六角穴)を使うとネジが破損しにくくなります。 一方、チェーン方式では、巻き取りはチェーンが主体となり、巻き取り内部のバネは巻き取り時の補助バネとなります。
従いまして、生地の丈に合わせて予めバネ調整を行っていますので、サイドブラケットには調整ネジは付いていません。このため巻き取りパイプを取り外すとバネが揺るんで内部のバネの調整が出来なくなります。
以上の理由により、ロールカーテンキットの巻き取り方式はスプリング方式のみとなっています。
お好みの生地でチェーン方式のロールスクリーンがご希望の場合は、当社に生地をお送りいただいて、当社で製作することになります。