そのために本来は硬い床の上にタイルカーペットを敷く場合と異なり、ふわふわした状態の上にタイルカーペットを敷くことになります。
スポンジマット上にタイルカーペットを敷くことで発生する主な障害とその対策を施工経験から列記いたします。
●踏んだ時、タイルカーペットの縁が浮き上がる
スポンジマットが柔らかいためこの現象を防ぐことが出来ません。しかし、縁が浮き上がるのはせいぜい3、4mm程度で外れてしまうことはありません。また、直ぐに戻るのでご心配には及びません。
●タイルカーペットがずれてしまう。
腰のあるタイルカーペットでしたら、きちんと詰めて並べながら全面に敷けばそんなにずれるものではありません。
●テーパ材の上に敷いたら、タイルカーペットの縁部が浮いてしまう。

上図Aにように敷くことが出来れば、理想的ですが、どうしても、上図Bや上図Cのようになってしまう場合がよくあります。
出来るだけ、タイルカーペットの中心に近い箇所がテーパ材の上に来るように敷くことで浮き上がりを小さくすることが出来ます。
テーパ材の上に載せた後に浮いてる箇所(上図Aの場合も含めて)を幅広の両面粘着テープで止めることになります。
●壁際の隙間をタイルカーペットで埋めにくい。
いろんな方法がありますが、一般の方には下図の様に敷きこんだタールカーペットの下に壁際に当てたタイルカーペットを下に敷いてカッターナイフで切って、敷きこんだタイルカーペットの下に残ったカット残のタイルカーペットを取り除くことで比較的簡単に壁際に出来る隙間を埋めてタイルカーペットを敷きこむことが出来ます。このカット時にタイルカーペットの下に段ボートを敷くとスポンジマットを傷つけることを防げます。

以上、ご参考になりましたか。
ご不明の点がございましたら、メールにてお問い合わせくださいませ。