従いまして、雨と風が天敵となり、雨風に晒される頻度が高いほど劣化は速まります。
(勿論、当社品に限らず製材された木はその傾向にあります。)
そういった意味では、屋根(雨除け)のあるベランダではそんなに雨風に強く晒されるわけではありませんので長期の耐久性が得られます。
今回は屋根のあるベランダでのウッドデッキの施工について説明いたします。
リソーネットのウッドデッキはジョイント式でジョイント部が上からの差込みで繋がるようになっていますので、敷き込みは簡単に行うことが出来ます。
しかし、ジョイントの位置が違うと後で一枚毎に位置合わせを行うことになってしまい、大変な労力となります。
商品には施工方法を記載したパンフレットがありますので、是非それをお読み下さい。
一応簡単に申し上げますと先にジョイント方法に沿った方向のウッドデッキを並べて、それをつなぐということです。
それさえ守っていただけますと簡単に敷き込めます。
市松(互い違い)での敷き込みの場合は、90度ずつ回転させてつなぐことになります。
次に端に残る空隙をどういった具合に埋めていくかといった問題が出てきます。
小さな隙間で気にならない程度でしたらそれでよいのですが、殆どの場合隙間を埋めていくことになります。
方法としては隙間に合わせてウッドデッキを切断することになります。
切断は目の小さな鋸で簡単に切れます。
電動の丸鋸も使えますが、切子(鋸くず)が舞って見えにくくなります。また、回転刃のためお怪我をなさらないように十分な注意が必要です。
切断部が位置的にネジの固定部から離れてしまう場合は、予め切断部の有用側(仕様側)の近くにネジを移動させて止める必要があります。
また、排水溝に付きましては、そのまま際まで敷き込んでいく方法、手前でフチ材を使って仕上る方法のほか、深い場合の排水溝に丸石を入れてウッドデッキをその上に敷いてベランダ全面を覆う方法などもあります。
ベランダの傾斜はそんなに大きな傾斜でなく、通常はウッドデッキを敷いても直ぐに下の方にずれていくということはありません。
塗料に付きましては、木板内部に浸透していく着色防腐剤がお勧めです。
リソーネットの水性木材保護塗料「アンチノン」は安全な水性の防腐剤で内部への浸透性も良く、撥水性にも優れています。
水性ながら乾燥も比較的速く、重ね塗りの間隔もそんなに時間が掛かりません。
当社のウッドデッキには着色防腐剤が塗布されていますが、より高い耐久性を得るためにご使用開始時にお塗りになることをお勧めします。
特に、ベランダの壁に一部切り欠けのあるタイプのベランダにはその切り欠け部の周辺には雨が掛かりますので、是非お塗りください。
更に、雨の掛かりやすい部分のウッドデッキは他の雨の掛からないウッドデッキと時々交換してローテーションなさることで耐久性が向上することもご参考にしてください。