感染した鳥の糞が砂場を通してお子様に伝染するのを抑制できればとの発想からです。
その時は2、3ヶ月に一度の受注頻度でしたが、商売としてよりも社会奉仕のつもりで続けました。
そのため、一つ一つがばらばらのサイズで、それぞれが別注品になってしまうのですが、出来るだけ安い価格で販売できるように努力しています。
最近は、豚インフルエンザ対策のためか、受注頻度が上がってきました。
それに関連してか、ある大手の企業から「企業の社会福祉の一環」として砂場保護シートを寄付で砂場に設置したいとの相談を受けました。
ご相談の内容は、砂場のある近隣の子供たちの描いた絵を砂場保護シートに印刷して設置したいが、メッシュのシートに大きく印刷できるか、とのお問い合わせでした。
それにたいして、印刷は出来なくはないのですが、印刷は一枚のみですからインクジェットで印刷するよりもハンドレイに近いシルク印刷の方が良いのかも知れないとお答えしました。
話はその後、地方の自治体の対応に及び、(学校なども含めて)砂場の多くが市町村で管理されていて寄付行為に制限が多く、担当の部署も分からない場合が多いと聞きました。
その結果、たらいまわしのようにされてしまうとのことでした。
確かに、私のような行政の素人では、厚生の関係なのか、教育、施設保全、福祉の関係部署なのか、どれを選べばよいのか、全く分かりません。
しかしながら、善意の申し出に対して地方自治体の担当者が前向きにならずに逃げ腰ということは納得がいきません。
そのお話を聞いて、確かに市町村からの砂場保護シートのご注文が皆無に近いことに気がつきました。
(但し、幼稚園や保育園等には挿入実績が数例あります。)
私が幼い頃は市役所の職員の方には親しみがもてたものですが、最近は末端の自治体の職員の人も官僚化されて住民サービスよりも職場での身の保全や上司の顔色を伺うことが大事になってきたのでしょうか。
もしそうだとしたら、残念でなりません。
近々、光るサイコロ体(とは言っても目はありません。)を詰めた大きな透明容器を発売する予定です。
当社は、高輝度・長持続発光性の蓄光発泡シートを製造していますが、シートにする前の状態はブロック発泡体で約1.1m×2.1m×40~45mmの大きな原板です。
このブロック発泡体をバーチカルで1m×2m(実際は更に半分にカットして1m×1mとします。)のサイズに切り落とした後にスライス(漉き加工)して、1m×1mで厚みが3mmまたは5mmの蓄光発泡シートに仕上ています。
以上の加工のバーチカル裁断工程でブロックの周縁部が切り落とされて大きな長い残材となりますが、この残材は蓄光発泡シートより厚みがある分だけ、より輝度が高く発光の持続性も高くなっています。
今回、これをこのまま残材とすることなく、約2cm程度の小さなサイコロ体にカットしました。特に輝度と発光持続性に優れた表面皮膜層の付いたサイコロ体(完全なサイコロ対となっていませんが、)も一部含まれています。
このサイコロ状の立方体は特に用途を限定せずに売り出す予定です。
3リットルの比較的大きな透明容器入りですから、蓄光による残光輝度と発光の減衰と持続時間をご確認いただいた上で用途をお決めいただけたらとも思っています。
柔かい発泡体ですから、カッターナイフでより小さくカットすることも簡単に出来ます。(カッターナイフなどでお怪我をなさらないようにご注意下さい。)
但し、食品ではありませんので、お子様やお年寄りが誤飲・誤食なさらないような場所でカットしたり、ご使用ください。
私が今までの経験で思いついた用途は以下のものです。
・ 学芸会の飾りつけや衣服の部材などの用品
・ 夜間での目印(例えば、透明袋に入れてドアノブに吊るす。)
・ インテリア用品(例えば、ワイングラスに盛る。)
・ お子様の安全(例えば、プラ容器に詰めてカバンに吊るす。)
皆様はどんな用途を思いつかれるのでしょうか。
私にとっても楽しみです。
尚、本「蓄光発泡ミニブロック」は当面限定販売としますので、在庫切れの場合は予約でのご注文となりお届けに数日間掛かりますので、その際はご容赦下さいませ。