リソーネットのシート類に防音シート(遮音シート)がサイズを別にして材質の面からいって3種類あります。
防音効果から言えば、塩ビ防音シートが遮蔽性に最も優れていますが、その分やや重たくなっています。印刷が出来るのも利点です。
PO防音シートは塩ビ防音シートに比べてやや軽くなっていますが、焼却処分が出来るといった特長があります。
エコ防音シートはエコノミータイプとご理解下さい。
これらの防音シートは全て防炎認定品です。
ところで、「防音シートでどのくらい音が取れるのか。」といったご質問をよくいただきます。
防音シートが吸音するならばお答えするのが簡単ですが、残念ながら、防音シートの吸音性は高くありません。
殆どが「音を反射させて外部に音が漏れにくくするといった遮蔽性に依存している防音効果」と申し上げたほうが良いでしょう。
トンネル内で声が反響したり、静かな丘の上で山に向かって声を発するとこだまが返ってくるように、屋外での音の吸収ということは簡単なことではありません。
上記のように、防音シートは音の発生源を囲って音を外部に漏れなくするといった簡単な原理です。
そのために工事現場等ではパイプ等の支柱の固定のための鳩目(シート周囲の丸い穴のことです。)から音が漏れなくするオーバーラップ付きのタイプのほうが良いでしょう。
また、工事現場での囲い込みのためには防炎性能があるものが必要ですが、とても防炎認定品とは思えないようなブルーシートに防音と印刷されたものもありますのでご注意下さい。
設置方法としては、工事現場などでは重機類や作業で発する音が場所を特定できない場合が多く、その場合は広く、そして高めに囲い込むほうが良いでしょう。
機械類などの稼動音・振動音などは不快な音がしますが場所が決まっている場合が多く、その場合は広い面積で囲い込むよりは狭い面積で音が漏れないように確実に囲い込むほうが良いと思います。
私の経験では、低い音は空気中で拡散しても減衰しにくく、高い音は離れた距離には届きにくいように思えます。
そのあたりもご参考になさったらいかがでしょう。
最近では、防音シートも様々な現場で使用されるようになって来ました。
台湾の地下鉄工事現場や電力会社の発電所の炉の囲い込み等の大きな現場にも別注品として設計した後に出荷いたしました。
特殊な現場での設計などの場合にはご相談を承って図面なども作成しますので、そのような場合にはご相談をお待ちしています。
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リソーネットの鳩用忌避具「バイバイバード」 が鳩用忌避剤となっていないのは、屋外使用でしかも人に触れるものではないためです。
開発当初にメーカーが厚生省(当時)に相談したところ、医薬部外品の適用除外となるとのことで忌避具となったのです。
発売開始の頃は非常に話題となりマスコミにしばしば登場した商品ですが、宣伝等を行わないため取り扱う薬局も減ってきて隠れたマニアックな商品になっていました。
その時に私がたまたま目にして当社製品ではなくても当社のホームページで取り扱うことを決めました。
鳩がベランダに来て糞をすればその中にいろんな有害な菌を含んでいます。
また、最近は鳥インフルエンザが騒がれていますが、いずれは鳩もその菌を運んでこないとも限りません。
小さなお子様をお持ちのご家庭では心配の種ですね。
日本では鳩は保護鳥です。
しかも平和や安息をイメージさせる鳥です。
その保護鳥である鳩がネットで捕獲されるテレビ映像を見て気になっていたときに、学習効果で鳩を近づけなくする忌避具を見て飛びついたのです。
メーカーのケミプロ化成とは以前より売り買いの取引の実績があり、知っている方も多く信頼できる会社です。
忌避具の成分は活性炭素に鳩が嫌がる天然香料を吸着させたもので、缶のふたを開けると、その鳩が嫌がる「匂い」が徐々に発散されて鳩が近づくなくなるのです。
「におい」を「臭い」でなく、「匂い」と書いたのは香料が皆さんが大好きな植物のエキスを抽出した天然の香料だからです。
(その植物名はメーカーの承諾を得ていませんので公表できないのが残念です。皆さんの大好きな花とだけ書いておきます。)
カーボンに天然香料と容器としての缶といったようにシンプルで環境に優しい商品です。
使い方のポイントは、忌避具ふたを取った後に発散する匂いが希薄されすぎない状況で使用することです。
匂いは一気に発散するわけではなく徐々に放散されますので、窮屈な場所に匂いをこもらせて広い空間に発散させていくことです。
例えば、ベランダでは雨がかからない四隅の壁際近くに置くことです。
広い運動場の真ん中では設置した周辺(2~4m程度?)近くしか効果がありません。そのような場所で風が吹けば一気に飛ばされて効果がなくなるでしょう。
この鳩にとって嫌いな匂いを鳩が覚えて次から近づかなくなる学習効果は殆どの鳩に効果があるようです。
我家でもベランダに使ったところ、鳩が来なくなりました。
持続して効果のある2、3週間の間にはかなりの数の鳩に学習させることが出来ます。
しかし、忌避剤成分の香料は劇物・毒物等とは違って全ての鳩に必ずしも効くとは限りません。
鳩の中にはこの香料を嫌がらない鳩もまれにいるかもしれないことを付け加えておきます。
また、雨水がかかった場合は直ぐに雨水を取り去るようにしてください。
その他のご注意点や効果を増す方法は、商品の説明書をご参考にしてください。
一方、ご参考までに野良猫用忌避剤に付いて説明しますと、鳩用忌避剤ほどは効果が期待できません。
飼い猫などはいろんな餌を食べたり、室内でいろんな匂いに慣れたりしてさほど嫌がらないようです。
野良猫も人家の周辺にいればいろんなものを食べたり、匂いに慣れたりしているからです。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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例えば、床のコンクリートの厚みが薄い場合、梁や配筋のピッチが大きい場合、コンクリートにクラックが入っている場合等等です。
このような場合は事前に効果をチェックなさった後にお使いいただいたほうが良いでしょう。
また、防音マットは衝撃音の発生を大きく抑制(緩和)しますが、音の発生がゼロになるわけではありません。
そのため、今回は出来るだけ効率よくお使いいただくためのポイントを取り上げてみます。
マンションの廊下の場合、両側にトイレや浴室、クローゼット等があることが多くそのためコンクリート壁面より離れて音が発生しやすい箇所といえます。
マンションの廊下は通常90cm前後で幅が狭いので音の発生があまり大きくないと思っている方をよく見受けますが、実際はその廊下の下に配管がとおっていることが多いのです。
そういった事情もあり、マンションでの防音の施工時には廊下にもご留意なさることをお勧めします。
枚数的には、少ない枚数で済みますので金額的には大きな負担にならないと思います。
但し、廊下の場合は、ドアが廊下側に開きスポンジマットが21mmと厚いため当ってしまうといったケースや出入り口でつまづくケースもありますが、その場合はその箇所のスポンジマットの敷き込みは避けてください。
避けた箇所と敷いた箇所とは21mmの段差が出来ますので、テーパ材で段差を解消して、その後にタイルカーペットを敷けばきれいに仕上がります。
バリアフリーのお部屋でも通常はタイルカーペット上でドアの開閉は行える場合が殆どです。
畳のお部屋の場合、多少不恰好でも畳みの下にお敷きになることをお勧めします。
畳のお部屋の防音のご相談は良くあります。
畳の反り、下に敷かれた板の反りに因る隙間の発生が原因となって衝撃音を発生したり、強度の不足の床のコンクリートに直接敷かれて衝撃音が発生する場合があります。
そのような場合は、見栄えが悪くなるため心苦しいのですが、畳を取ってスポンジマットを敷いた後に畳を戻してください。
フローリングのリビングは比較的面積が広いので、壁(鉄骨柱)から離れた箇所、即ち、通常はフローリングの中央付近がポイントになります。
太鼓でも中央部を叩くとドーーンと大きく響くように、フローリングのリビングの中央部は衝撃音が大きく、そして発生した音が共鳴しやすくなっています。
スポンジマットを敷いた後でも安心なさることなく、テーブル等をおいたりしてその箇所でお子様が走り回らないように家具の配置をお考えになることも必要です。
以上、防音マットの施工時の一助となりましたら幸いです。
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本日よりスパッタシートの販売を開始しました。
スパッタシートにつきましてはご存じない方もいらっしゃると思いますが、要は極めて耐熱性に優れた難燃性のシートです。
具体的には溶接の火花を避けることが出来る耐熱性を持つシートのことです。
不燃シート、難燃シート、耐炎化繊維、溶接シート、耐火シートなどとも呼ばれています。
リソーネットが売り出すスパッタシートは、日本工業規格「建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性の種類」のA種に合格した商品ですが、一般には本当にA種合格品なのかどうか疑わしいものがあります。
当社では既に「不燃シート」の品名で販売を行っている商品もありますが、フッ素樹脂でコーティングをしているため非常に高価なA種合格品となっています。
そのため、何とかA種合格品の難燃性のシートが出来ないものか、昨年来開発を行ってきました。
今回、その高価なコーティング材に替わる比較的安価なコーティング材のおかげで、価格の安いA種合格品のスパッタシートが出来上がったわけです。
折角低いコストで出来上がった製品ですから、従来の同等品の価格に摺り寄せすることなく、従来品に比べて低価格で販売する所存です。
そのために、ユーザーの方々への直販を行うつもりです。
特に今月は来月からの出荷に備えて出来るだけ多く予約のご注文を頂いて、生産ロットをまとめて将来も低価格で販売できるようにしたいと願っています。
この記事をお読みになった方で、スパッタシートをお使いの方には是非ご予約をいただきたいと願っています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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