「除電マット」「除電シート」
という商品名です。
勿論、リソーネットでもインターネットを通じて販売しています。
静電気は基本的には電荷が移動しないのでアースの効果は疑問なのですが、一般にはアースをとることで静電気を取り去ることが出来るとお考えの方が多いようです。
電荷が蓄積した状態でも金属のように良導体であればアースを取ればそこから瞬時にアース放電されますが、プラスチックのように電気を殆ど通さないようなもにはアースをとっても効果はありません。
静電気は電荷が蓄積して限界点に達すると放電します。これが放電圧です。殆どは大気放電で、静電気を帯びた状態でドアのノブや屋上の手すりに触ろうとすると触る直前にバチッとくるのはその現象です。
除電マットは表面に放電性の繊維の層があり、近接物の静電気を大気放電により取り去ります。
特長は非常に低い放電圧で静電気を取り去ることと大気放電でありながら湿度の影響を受けないことです。
環境試験室での測定では、室温20℃で湿度20%の厳しい測定条件下でも半減期は、0.1秒(瞬時)で、また、0.1kVという非常に低い放電圧で大気放電を行っています。
この非常に低い大気放電圧のことをコロナ放電といいます。
このように非常に低い放電圧で大気放電を行うことで、制御室、コンピュータールーム、病院、電子部品工場などで幅広くご利用いただいております。
この除電マットにつきましては、今後具体例を挙げながらより詳しく説明を行っていきます。
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そのためお礼のメールもよくいただきます。
その中で昨日頂いたメールは、お礼というよりも小生にとっては非常に嬉しくもあり、恥ずかしくなるメールでした。
最初にY様よりお問い合わせのメールを頂いたのは昨年の10月中旬です。
屋外用のロールカーテンをお作りになる計画で、そのために
ロールカーテンキットをお探しでした。
私としては一般の方だと思い、屋外用のロールスクリーンを当社のロールカーテンキットを使ってお作りになるのは無理だと思ってお断りしました。
メーカーにとって商品にご満足いただけないことほど辛いことはありません。
この場合、とても満足な出来上がりになるとは思えなかったのです。
その後、そのことを忘れていたのですが、昨日突然にメールを頂き、そのメールには画像も添付されていました。
不審に思って営業担当に聞いてみると、Y様がその後当社の営業とお話をなさって、「自己責任で屋外用のロールスクリーンを作るので是非ロールカーテンキットを作って送ってほしい。」と仰ったのでご希望のサイズに仕上げて送ってしまったとのことでした。
頂いたメールの画像は固定方法が分かりやすく撮影されたものです。
2ヶ月前に設置なさったようですから、逆算しますと昨年の11月頃より今年の5月にかけてお作りになったのでしょう。
途中で何度か作り直しもあったでしょうし、メールにお書きの創意工夫も多々あります。
努力と根気と創意工夫でお作りなったのです。
しかも、「・・・以上で完成したのですが、リソーネットのロールカーテンキットがあって初めて可能になりました。ありがとうございました。」との文章がメールの文面に含まれていました。
私は文章を読みながら恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。
Y様の予算を案じたとはいえ、当社では屋外用にステンレス製のバネや巻き取りパイプは出来るのです。
それを個人の方と思って、最初のメールで有無を言わずお断りしてしまったのです。
幅が2mを超えているので、パイプのたわみも大きかったことでしょうし、ばねも調整はしやすくても風圧を考えれば柔かすぎたことでしょう。
最初から、ステンレス製の巻き取りパイプ内にステンレス製のコイルバネを内蔵すれば結果的には、速く、簡単に丈夫な屋外用のロールスクリーンが出来たのです。
ロールカーテンキットはお客様がお気に入りの生地を使ってロールスクリーンを作ったり、電源を必要としない簡易な巻き取り機を作るための、謂わばDIY用品です。
私はそれをすっかり忘れていました。
今回、Y様より頂いたメールでロールカーテンキットを売り出したときの目的を思い出すことが出来ました。
Y様には本日早速お詫びのメールを送りました。
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また、洗濯機やルームランナーなどの健康機器などの振動音に付きましても同じように苦情を受けているとのご相談も良くあります。
これらの防音に付きまして、発した音を吸音することは困難ですが、振動音に関しましてはそれなりの防音効果を発現する方法があります。
振動音が床に伝播しないように、振動音の音源の機器を空気中に浮かせた状態に近い環境でご使用になれば良いのです。
そのためには重量をより広い面積で受け止めて分散させて、その裏面の発泡体で分散された振動(衝撃)を吸収させる必要があります。
具体的には、
「比較的軽いAV機器などはスポンジマットに比べて腰のある(より強い反発力・弾性)クッションマットの使用」
「洗濯機やピアノのように脚やキャスターに大きな重量がかかる場合は、比較的硬い強力マットを広めに敷いて重量を広い面で受け止めて裏面のスポンジマット、またはクッションマットを使用」
といった具合に対応するわけです。
要は、重量の掛かり具合に対応して対処することになります。
以下により具体的な例を列記します。
「ドラムスなどの場合は楽器の他に演奏者の重量も考えて全体の面積を決めて、クッションマット+ロール状の腰のあるナイロンパイルの人工芝」といった方法があります。
このドラムスの振動防止は当社では個別対応を行っていません。
お困りの方は、福山楽器センター様のホームページへリンクしてください。
「洗濯機や冷蔵庫のように重くキャスター間の狭い場合は、全体に強力マットを敷いてその裏にクッションマットを敷いた、強力マット+クッションマットの2層」にする方法があります。
「グランドピアノなどのように重量があり脚の間隔が広い場合は、脚の下に20cm角程度に強力マットを切って敷き、その裏にクッションマットの2層」といった具合に行えばそれぞれの一枚を小さく切って有効に使えます。
以上の事例をご参考に振動音の抑制の一助になりましたら、幸いです。
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徒歩で5、6分といったところでしょうか。
駐車場もありますので、お車でのお越しもできます。
東京では渋谷の道玄坂で主に防音施工などのご相談を一級建築士が承っています。
さて、以前は土日の殆どがご相談の方で埋まっていました。
ご相談の内容は、防音マットおよび防音工事のことで80%、人工芝やパッチングデッキおよび屋上・ベランダ工事のことで15%、その他の技術相談が5%程度でした。
遠くハワイ、タイの他、北海道、信州、関東の方などもいらっしゃいました。
お越しの殆どの方が商品を買ってお帰りになっていました。
遠方の方には、その日に工場のほうで出荷手配を行いました。
ところが最近、特にこの一年は興しになる方は一ヶ月にお一人といった有様です。
しかし、人工芝、パッチングデッキ、防音マットなどは売上が大きく増えてきているので、広く認知されて確認をしなくてもインターネットでそのままご注文なさっているのでしょう。
でも、折角ショールームがあるのですから、以前のように一日に数人の方がいらっしゃるほうが張り合いがあります。
皆さん、どんなことでも結構ですから、お近くの方々、ご出張で大阪にお越しの方々も是非ショールームにお越し頂き商品をご覧になってください。
現物を目の前でご覧になって施工方法をお聞きになりますと良くご理解できるはずです。
また、その分施工代もいらなくなります。
但し、常駐していませんので24時間以前でのご予約は必要です。
よろしくお願い申し上げます。
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従来の防炎メッシュシートがあるにもかかわらず、防炎メッシュシート(高耐久型)を加えたのは、販売価格でそんなに差がなくなってきたためです。
メッシュシート
メッシュシートは通風性、防炎性、高い採光性、塗装ミストなどの浮遊物の外部飛散の抑制等が主目的ですが、今までの防炎メッシュシートの場合、軽くて取り付けしやすい特徴がある一方、破れやすいことや耐久性に難があり繰り返し使用が出来るとは言いがたい商品です。
防炎メッシュシート(高耐久型)
今回新たに加えた防炎メッシュシート(高耐久型)は破れにくく繰り返し使用が出来る点が大きな特徴です。
破れにくいとは接触に耐えるということです。
仮設現場などでは、パイプの端部、ボルト・ナット足場板、荷物の入った箱などとの接触は避けられません。強い風が吹けばより強く接触してしまいます。
そのような場合、防炎メッシュシートは簡単にマルチの糸の部分が破損してそこから破損が伝播して大きな筋状の破損が出来てしまいます。
また、より大事なことは、落下物との接触です。この接触で破損しやすいことは危険なことです。
防炎メッシュシート(高耐久型)は強いポリエステルの織物(開き織り)のポリ塩化ビニルを被覆していますので、接触時に破損しにくいのが特長です。
落下物との接触でも破損しにくく、安全上の利点があります。
また、砂場を囲むセメントの枠などに対しても破れにくく砂場保護シートとして、更に軽量物の飛散防止用のネットとしての利用も出来ます。
今回の商品アイテムの追加により短期間の工事や取り付けの簡便性を必要とする場合には防炎メッシュシート、長期の工事や落下物への配慮、繰り返し使用を必要とする工事などには防炎メッシュシート(高耐久型)といった具合に必要に応じて使い分けを行うことが出来るようになったのです。
これからもリソーネットは、同系統の商品でもアイテムを増やしてお客様の選択肢が増えるよう努力するつもりです。
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皆さんは建築中の木造住宅で柱などに釘が打たれて、そこから黒い筋のようなものが出来ているのをご覧になったことがありますか。
また、ウッドデッキの上に植木鉢をおいたらその黒い跡が残っているのをご覧になったことがありますか。
私も以前に大量に納入をしたマンションの各戸のバルコニーに黒い斑点があちこちに出来ているという苦情を受けたことがあります。
これらの現象は全て共通していて、木に含まれているタンニン成分が金属イオンと反応してキレート化合物を生成した結果なのです。
具体的に私が苦情を受けたマンションのウッドデッキ敷き込み現場の例を説明いたします。
苦情を受けてマンションに行って、ウッドデッキの状態を確認すると、強烈に黒いシミが残っている箇所、斑点が少しだけ部分的にある箇所、ほぼ全面に多数ある箇所、殆ど見受けられない箇所などさまざまな黒いシミが見受けられました。
個数の多いマンションですから全部を見ることは出来ません。
一応、現状を確認した後に戻ったのですが、マンションの引渡し時期が近いので直ぐに処置をしてほしいとの催促の電話を受けて本当に困ってしまいました。
本来ならいくつかの考えられる原因を説明してから、何故そうなったのかを議論する必要があるのですが、入居なさる方のことを考えてとりあえず処置をする日を決めました。
そうなるとキレート形成物を開鎖して黒いシミを除去しなければなりません。
そのための薬剤を入手して調合を急いで行い、現場で実施しました。
リソーネットで販売している屋外木材用洗浄剤に近い液体です。
薬液(無害なリンゴ酸を希釈しました。)を変色している箇所に塗り込み(濡れ雑巾状態でのワイピングです。要するに木板内部まで浸み込ませます。)そのまま養生して黒いシミが消えるまで待ちます。
その後洗浄するのですが、大きな円環状の黒いシミだけは強烈でなかなか消し去ることが出来ません。
不思議に思って近くにいた工事の職人さんに聞くと、「左官屋さんがモルタルを入れたバケツをウッドデッキの上に置いていた。」とのことで、開いた口がふさがりませんでした。
仕上材であるウッドデッキの上にモルタルの入ったバケツを置けば汚れるのは目に見えています。しかも左官屋であれば、理屈は分からなくても木が変色してくることは知っていて当然です。
アルカリのきついモルタルがウッドデッキの内部まで浸透し、モルタル中に含まれる鉄分が木のタンニン成分と反応してキレート形成を行って出来たシミですから簡単には取れないわけです。
更に、他の現場でマンションの洗浄を行って上から水が落ちてきているので聞いてみると一週間前頃から洗浄を行っているとのことで、これで細かいシミの発生の原因も分かりました。
また、排水用の配管パイプから排水が飛び跳ねていて部分的にしみが発生する理由も分かりました。(セメント分や塵芥をを含む水が直接ウッドデッキの上に降り注いでいたわけです。)
要は、本来仕上材であるウッドデッキを先に敷いて、その後、モルタル仕上や外壁洗浄を行っていたのですから黒いシミが発生するのは当然です。
しかも、苦情の相手のデベロッパーの人は約束を守らずその日は姿を現しませんでした。おそらく責任を転居するつもりだったのでしょう。
さすがに腹が立ってきましたが、入居なさる方のことを考えて、当社のウッドデッキを気持ちよく使っていただくため出来るだけのことを行おうと日が沈むまでシミの除去・洗浄作業を続けました。
帰り際に薬液を手渡して洗浄方法を伝えました。
帰ってからも数日間は腹が立って仕方ありません。
また、配管などの設計や工程などを見ても建築士の能力を疑わざるを得ません。
一応原因を指摘したレポートを提出した後は、何の苦情もなかったので原因が自分たちにあることに納得はしたのでしょう。
例の強度偽装事件の時も真っ先にこのマンションのことが思い浮かびました。
マンションデベロッパーがお客様である入居者に配慮せずただ工期のことだけを考えるとは(急いで引渡しに間に合わせるという意味です。)本当に困ったことです。
その後、何度か引き合いがありましたが、このマンション業者には販売を行っておりません。
困ったことです。
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リソーネットのホームページでは超撥水の生地を使った商品として、
超撥水シート
超撥水シート(規格品)
迷彩柄リュックサック
迷彩柄ヒップバッグ
等があります。
超撥水シートは実際は織物なので超撥水生地とか、超撥水幌布とか命名したほうが良いのですが、なじみのある感じのほうが良いと思いそうなった次第です。
超撥水シートは本格的な幌布でありながら、木綿の風合いも残した東レ(株)製の織物を素材にした当社独自の製品です。
つまり、木綿とポリエステル短繊維を混紡し紡績した後に綾織りした織物に樹脂を含浸し表面改質して撥水性を付与したものです。
そのため、肌触りが良く、非常に軽い割に極めて丈夫で、強力な撥水性を持っています。
この生地は、最初は官公庁向けに開発されたため、泥迷彩柄となっています。
時折、別な色や柄で織物がほしいと仰る方がいますが、残念ながら生産のロット上お断りすることになってしまいます。
ホームページ上でも主用途をはっきりと書き込めないために思ったほど売れず、官公庁向けの出荷に依存しているのですが、生地の物性を考えると本当に残念です。
迷彩柄リュックサックと迷彩柄ヒップバッグは規格品のシートの納入の後に残る5m以下のロール物を利用して作り上げたものです。
付属品や収納ポケットにこだわっているのは、そのような生地を使っているので出来るだけ実用的で丈夫で使いやすいようにとの気持ちからです。
これらのリュックサックやヒップバッグの製造は中国ですが、日本の現地工場を使っています。
生地を中国に送り日本の現地工場で製造したものですから製造原価は非常に高くなっていますが、肝心の生地を大量に作った時の価格で計算していますので何とかやっていけてます。
数量限定品なのは上記の理由によるもので、在庫がなくなった時点で次のロットで再び生産ということはありません。
宣伝するわけではありませんが、デザイン的に泥迷彩の柄でも差し支えないという方には是非使っていただきたいという気持ちです。
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テーマ:バッグ - ジャンル:ファッション・ブランド
それだからこそ屋外の木を使ったデッキや壁、フェンス、遊具などのメンテナンスが必要になります。
水性木材保護塗料「アンチノン」
は、水性のため取扱が楽なのですが、いくつかの注意点があります。
今回の記事はこの注意点と特徴、塗布方法について説明いたします。
特長
・ 水性ですが木材への浸透力に優れて、天然木の模様や風合いを
残してくれます。
・ 浸透性が高いので、通常は塗り重ねに時間がかかる手間が短縮
でき、短時間で塗り重ねができます。
・ 水溶液中の樹脂成分が木の劣化を抑制してくれます。
・ 水性のため、安全性・保存性・環境適合性に優れ、オイル系の
嫌なにおいがなく、低臭性です。
・ 油性のように最初は撥水性が高く数ヵ月後には低下することが
なく、最初の数ヶ月は時間の経過と共に撥水性が向上します。
・ シロアリなどの木材害虫に対して防虫性が高く、防カビ性にも
優れ、腐れに対しても高い防腐性能を持っています。
・ 日光などに対しても高い光安定性を持っています。
*当品は「室内気中濃度指針」に示されている物質を含んで
いませんが、主として屋外使用の目的のため、F★★★★は
取得していません。
(適用除外品扱いとなります。)
*家屋のシロアリ防除は木材処理および土壌処理を合わせて行う
ほうがより効果的です。
ご注意事項(詳しくは商品のご注意事項をお読み下さい。)
・ 塗布前の木面の下地処理で、塗料が残っている場合は
サンドペーパーなどを使って確実に取り除いてください。
・ 塗る際にはコンクリートや防水層などの下地を汚さないようにする
ためにブルーシート等を敷きましょう。
(水性木材保護塗料「アンチノン」は浸透性が良く、樹脂成分が
含まれているため下地などを汚すとなかなか取り去ることが
できません。付着した場合は速やかに洗浄してください。)
・ タオルなどでお塗りになる場合は、手を汚さないようにビニル手袋
などを装着してください。
・ 重ね塗りを行うとより性能が向上しますので、2、3回の重ね塗りを
お勧めします。
ご使用方法
1. 木面のゴミ、汚れ、油、カビなどや、残っている塗料を取り除いて
ください。
(当社の屋外木材用洗浄剤をお使いになると木面がきれいに洗浄
されますので便利です。その場合は、処理後木材を十分に乾燥
させてください。)
2. ふたをつけた容器のまま十分に振り動かして中の成分を分散
させてください。
容器の外側からも沈着成分が容器のそこに残っていないことを確認
してください。
3. 分散した原液を上が大きく開いた容器にこぼさないように移して
ください。
4. 刷毛や木綿製のタオル雑巾などに原液を含ませてこぼさないように
木面に塗りましょう。
5. 初期乾燥を待って二回目の塗布を行いましょう。
6. 塗布作業後は用具をきちんと洗浄してください。次の塗布作業の
際に再度使用できます。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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屋根のあるベランダやバルコニーではそんなに風雨に晒されるわけではありませんから、相当の長期間にわたって使えます。
その場合は、きちんとメンテナンスを行えば、大雑把に申し上げて10年程度はご使用できるのではないでしょうか。
また、ウッドデッキは劣化した箇所を取り替えることができますから、劣化した箇所を早めに取り替えることが大事です。
雨風に強く晒される屋上やルーフバルコニーでは、天然木が吸水、保水、蒸発、乾燥を繰り返し、その結果、亀裂が大きくなって行きます。
その亀裂より腐朽菌が侵入し繁殖をして、木板が腐って行くことになりますが、その進行を遅らせる手立てとしては着色防腐剤の頻繁な塗布が有効です。
特に最初にお使いの時に重ね塗りをなさいますと有効です。
後は半年毎の塗布が必要となります。
塗布は木板がよく乾燥した状態でなさいますと木板内部への浸透がよくなります。
着色防腐剤は当社の水性着色保護塗料 「アンチノン」 がお勧めです。
「アンチノン」は水性のため安全性が高く、しかも水性ながら木板内部への浸透性にも優れ、速く乾燥しますので、是非お使い下さい。
3ヶ月間ぐらいは撥水性が向上していくことも大きな特徴です。
以上のような頻繁な着色保護剤の塗布を行っても雨風に晒されることや直射日光による紫外線劣化等により、屋根のある環境下に比べて耐久性は劣ります。
そのような環境下でのジョイント式のウッドデッキとして
「ウッドデッキ・グラウンドタイプ」
があるのですが、小ロットでは森林組合が対応せず困っています。
日本の国土保全のためには間伐材の伐採は必要なのですが、肝心の各地の森林組合が前向きな対応がなく、「ウッドデッキ・グラウンドタイプ」の開発当初の目的が達せられないことが非常に残念です。
森林組合連合会や各地の森林組合のホームページを見ると建前は間伐材の利用を唱えていますが、現実的にもそうあってほしいものです。
現在のように森林が荒れて、植林した木が十分に根を張らずに成長していくと(既に成長していますが、)強風で木がなぎ倒されて表土がとられて内部の土がむき出しになってしまいます。
そうなってしまいますと元に戻すためには大変な費用と労力と時間が必要になってきます。
私たちは先祖から受け継いだ森林を荒れた「負の遺産」にせず、子孫に「正の遺産」として受け渡す義務があります。
建前を唱えるだけでなく、森林の保全のために森林組合の方達に頑張ってほしいものです。
また、私たち日本人(勿論、企業も含みます。)も、もっと国産材を使う必要があるのではないでしょうか。
最後は余談になってしまいました。
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